住宅の地震対策

東南海・南海地震防災対策推進地域に香川県全域が指定されています

私たちの地域は、2つの地震が起きた際、震度6弱以上の揺れや、3メートル以上の津波に見舞われる可能性が高く、建物の耐震化や避難経路の再構築などが必要とされています。(中央防災会議 平成15年12月16日)

東南海地震の発生確率は、30年以内に70%

太平洋の海底には、南海トラフと呼ばれる細長く伸びたくぼ地があります。 この南海トラフ周辺では、過去100年〜150年程度の間隔で、マグニチュード8クラスの巨大地震を繰り返してきました。
前回1946年(昭和21年)に発生した「昭和南海地震」。これと同規模以上の地震が今後30年以内に南海地震は60%、東南海地震は70%の確率で近い将来確実にやってくると予想されています。(政府の地震調査委員会より抜粋)

横からの荷重を壁全体で支える

  • 地震、台風等の横からくる力に対しては、柱のみで支えるのではなく、壁全体で支えることで建物を守ります。

  • 筋かいのみでは局所的に力が集中するため、非常に不利になりますが、耐力面材では壁全体で支えることで面全体に力を分散させることができます。

土台を支えるベタ基礎と基礎パッキング工法

鉄筋コンクリートを地盤に施工するベタ基礎。鉄筋コンクリート面全体で家の荷重を支える構造になっているため、地震や台風等の衝撃を効果的に地盤へ逃がすことができます。また、地面からのシロアリの侵入を防ぐ働きもあります。さらに基礎パッキングは、基礎と土台の間にゴム製の基礎パッキンを挟むことで換気口としての空間をつくります。そこから床下全周を風が通り抜け、土台の乾燥を促進、住まいの耐久性を高めます。

  • 床束(ゆかづか)

    床を支える「束」と呼ばれる支持材に、鋼製束を採用。溶融亜鉛メッキ処理でサビやシロアリを寄せ付けず、圧縮強度は2t以上を誇り、安心の強さで頑丈な構造を支えます。

  • 剛床(ごうゆか)

    2階の床には厚さ28㎜の剛床パネルを使用。通常の根太のみの工法よりも、横からの力に強く、地震の際も高い剛性でねじれを防ぎます。

人と財産を守る「強い家」のための地震対策

活断層が無数に走る「地震大国」日本において、地震に強い家は住宅会社にとっては大きなテーマでした。ただ単に、家が壊れなければ良いということではありません。地震の揺れは家具を転倒させたり、ガラスが割れたりと、人命にかかわります。あなぶきホームは耐力壁、剛床等、木造住宅における地震対策で揺れを最小限にコントロール、人を守り、財産を守ります。

  • ホールダウン金物
    柱と基礎(土台)または、管柱相互の緊結。

  • 羽子板ボルト
    小屋梁と軒桁、梁と柱、胴差と通し柱の結合。

  • 筋かい金物
    筋かいと柱の結合。

耐震構造 建物の構造体、つまり建物そのもので地震の揺れに耐える設計。建物の土台からしっかりと地盤に固定し、筋かいや金具を用いて構造部を強化することで揺れや倒壊を防ぎます。
制震構造 建物の構造内に特殊な装置を取り付け、地震の揺れをある程度吸収してしまう設計。揺れそのものを吸収する点が免震と異なっており、建物の変形を防ぐことを制震と呼びます。
免震構造 建物の基礎部分に可動装置を取り付け、地震の揺れが建物に直接伝わるのを防ぐ設計。揺れをセンサーが感知すると、ロックされていた装置が可動、建物に伝わる揺れの強さを抑制します。

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耐震診断相談

大切なのは、あなたのお住まいの地震対策ができているかどうか。昭和56年までの古い建築基準法で建てられたものは、特に注意が必要です。以下の項目で思い当たる点がございましたら弊社では無料にて「耐震診断相談」を実施しております。
お気軽にお申し付けください。

昭和56年より以前に建築された建物ですか?
古い建物は当時の法律に適合していても、壁が少なかったり、配置が適当でないことがあり、地震に弱い場合があります。
建物の基礎はしっかりしていますか?
鉄筋の入っていないコンクリートの基礎は、大地震が発生すると、家が倒壊したり傾いたりする危険があります。
お住まいのメンテナンスはできていますか?
古くなった建物は立て付けが悪くなったり、木が腐食している場合がありますので、定期的なメンテナンスをおすすめいたします。

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